2008年7月5日土曜日

[現地行動/確定!]7・7〜9 洞爺湖G8サミット現地闘争

ミット会場にむかって歩こう
PMD(Pincer movement demonstration, ピンサー・ムーブメント・デモンストレーション)

 2008年7月7日から、日本の、北海道洞爺湖町の高級ホテルで、G8サミット会合が開かれます。会場は、洞爺湖を望む山の頂上にあります。ここに、アメリカのブッシュ大統領、フランスのサルコジ大統領、イタリアのベルルスコーニ首相などが集まります。
 世界に経済格差と貧困と戦争をもたらしている新自由主義政策の首謀者たちが、ぐるぐると警察にまもられながら、ひっそり、こそこそ、はなしあうというのです。
 わたしたちは、この会合にあわせてさまざまな行動を準備しています。そのひとつが、会場のホテルにむかう行進「PMD(Pincer movement demonstration, ピンサー・ムーブメント・デモンストレーション)」です。
 東は壮瞥町から出発し、洞爺湖の湖畔を歩きます。西は豊浦町から出発して、海岸線に沿って歩きます。東西から、山の頂上にそびえるホテルをめざし歩いて、はさみうち(=ピンサー)にしてしまおうという行進です。
 PMDは、かつてないスケールの、おおらかな行進です。美しい湖、美しい海岸線、そして美しい山々を、のびのびと歩いてゆくデモンストレーションです。そして、サミットに少しでも疑問を持つ人ならば、誰でも参加できるデモンストレーションです。
 体調を整えておいてください。履き慣れた丈夫な靴を用意してください。美しい自然のなかを歩きながら、大きく声をあげましょう。NO G8! サミットなんかいらない、と。

◎7・7~9 洞爺湖G8サミット現地闘争への参加を呼びかけます。

 G8サミットを問う連絡会 現地行動ワーキング・グループは、国際法上の手続きを経ていない私的な会合にすぎないにもかかわらず世界の動向を新自由主義的に再編しようとすすめているG8サミットに対して、抗議の声をたたきつけるべく、洞爺湖に向かうデモンストレーションを企画しています。
 いうまでもなく、デモンストレーションは、憲法第21条1項(「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」)の規定を見れば明らかなように、当然の市民的権利の行使であります。また、市民概念や近代法を持ち出さずとも、人々が集まり歩き社会的な主張を訴えることは、世界中どこの国でも行われてきた、人類的歴史的実践です。
 こと日本においては、各都道府県の各自治体によって公安条例(1940年の治安警察法の廃止と入れ替わる形で、集会や集団示威運動を弾圧するために制定された悪名高き条例。GHQの置き土産とも言われている)があり、事前に「届け出」なければならない(間違っても「許可制」ではない!)など様々な制約を課しており、最高法規である憲法に抵触するような運用が今も続いています。実際、過去には違憲判決もでています(1957年-東京地裁-違憲判決、1967年-京都地裁-違憲判決、1967年-東京地裁-違憲判決※―運用如何によっては違憲を明確化)。
 では今回、洞爺湖現地においては、どうなのか?北海道では札幌市にのみ公安条例が制定されています。よって、届け出る必要すらないわけですが、一般的に現地では道路使用許可を申請してデモを行っているようです。
 繰り返しになりますが、人々が移動する権利はもとより集団示威をおこなうことは、全う無条件に保障されるべきであり、規制や介入は許されません。
 私たちは、そのような前提をもって今回の企画を準備しています。
 とはいえ、警備当局はなにかにつけてケチをつけてくるわけです。あまたの策動をもって、こじつけて社会的な声を押しつぶしてきたことは、歴史を見れば明らかです。
 私たちは、サミットに異議あり、その声を届けたい、出来るだけ近くで叫びたい、それだけなのです。  近年のサミットに対する抗議行動のあらわれを恣意的に歪曲して「意図して混乱をひきおこそうとしている」などというのはデマゴギーにしかすぎません。もっと言えば、各年各国でのサミットにおいても、正当な意思表示に対して、新自由主義を標榜する官民利権複合体が狼狽し、ゆえに、その暴力装置である警察を動員して、混乱を捏造してきたのです。  私たちの企画するデモは、道路使用許可申請にのっとった、あくまで平和な行進です。
 移動の制限、検問、フレームアップ弾圧は絶対に許しません。各キャンプ地には、法律家をはじめとする様々な方に協力してもらって、人権侵害を監視する体制を整えております。不当な弾圧には、しかるべき法的処置をとる用意があります。  
みなさん、是非現地に集まってください。そして、抗議の声をたたきつけましょう。

◎各日のテーマ

7月 7日(月):国際連帯の日
7月 8日(火):反戦・反資本主義の日
7月 9日(水):環境の日

◎行動予定

注:オロフレほっとピアザ(キャンプ場)からは、参加希望者が反G8北海道(アイヌモシリ)連絡会が主催するデモに合流します。オロフレほっとピアザ(キャンプ場)から集会場へは、車両で移動します。

▼壮瞥町
【7月 7日(月)】
集会/場所:下久保内24-2(バス停、下久保内の前)=壮瞥町下久保内の民有地(牧草地)
集会/時間:9:00~11:00
デモ/コース:壮瞥町下久保内から洞爺湖畔
デモ/時間:11:00~
主催:反G8北海道(アイヌモシリ)連絡会
【7月 8日(火)】
集合場所:伊達市有珠町白鳥館駐車場(JR有珠駅から徒歩20分)
デモ/コース:市内デモ
デモ/時間:9:30集合、10:00出発
主催:反G8北海道(アイヌモシリ)連絡会
【7月 9日(水)】
集会/場所:下久保内24-2(バス停、下久保内の前)=壮瞥町下久保内の民有地(牧草地)
集会/時間:9:00~10:00
デモ/コース:壮瞥町下久保内から洞爺湖畔
デモ/時間:10:00~
主催:反G8北海道(アイヌモシリ)連絡会

▼ 豊浦町
【7月 7日(月)~9日(水)】
コース:豊浦町森林公園(キャンプ場)→大岸→高岡→船見町→道の駅とようら→バスで豊浦町森林公園(キャンプ場)へ
時間:8:00~16:00
主催:G8サミットを問う連絡会
現地行動ワーキンググループ

2008年7月1日火曜日

[転載/行動]伊達キャンプでの行動予定---6/26投稿

反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会 ブログからの転載です。


http://renrakukai.blogspot.com/2008/06/blog-post_26.html

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【スケジュール】伊達キャンプでの行動予定

Webスタッフの佐伯です。

 先日6月25日(水曜日)、反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会は、伊達市役所の担当の方々とお会いして、伊達キャンプについての住民のみなさんへの説明や、伊達キャンプ運営での協力体制作りについてのミーティング、およびメディア向けのプレス発表を行いました。

 また、同日6月25日に、警察署において、署の担当の方々とやデモ行進のコースについての調整ミーティングを行いました。

 現時点でスケジュールやコースの調整作業はほぼ終わりました。以下のスケジュール予定でほぼ確定となりますが、追加、変更などがあった場合はこのブログでお知らせする予定です。

 特筆するべき点としては、デモ行進終了地点で湖畔に到着し、そこからG8洞爺湖サミット会場であるウインザーホテルを見渡せることです。

 前回このブログで発表したスケジュール予定からデモ行進のコースの若干変更があります。 (7月8日(火)のデモ行進の出発地点が伊達市有珠町白鳥館駐車場に変更になりました。)

【伊達キャンプでの行動予定】
 以下は現時点での反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会(略称、アイヌモシリ連絡会)の伊達キャンプでの行動予定です。(6月25日)

■ 7月6日(日)午前9時~10時45分
 「反G8洞爺湖サミット国際集会」
  会場 「かでる2・7」大会議室(札幌市中央区北2条西7丁目)

 アイヌ民族、沖縄、全国各地、韓国など外国から参加
  集会後 デモ行進
  主催 反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会よびかけ

■現地行動
 ●「反サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」が設置している
   「反サミット交流広場(キャンプサイト)」
    伊達市弄月町156番地(公営温泉浴場「弄月館」の隣り)
  (JR北舟岡駅から徒歩25分)

 【7月6日(日) 1日目】
   ・午後4時キャンプの設営
   ・午後6時オ-プンセレモニ- アイヌ民族によるカムイノミ(祈りの儀式)

 【7月7日(月) 2日目】
  G8洞爺湖サミット反対!決起集会とデモ
   集会場所 壮瞥町下久保内24-12の民有地(牧草地、道南バス「下久保内」停留所前)
   時間 午前9時~11時
   午前11時デモ出発 解散地点・洞爺湖湖畔

【7月8日(火) 3日目】
  G8洞爺湖サミット反対!決起集会とデモ
    集合場所 伊達市有珠町白鳥館駐車場(JR有珠駅から徒歩20分)
   集合時間 午前9時30分
   市内デモ出発 午前10時
  
【7月9日(水) 4日目】
  G8洞爺湖サミット反対!決起集会とデモ
   集会場所 壮瞥町下久保内24-12の民有地
   (牧草地、道南バス「下久保内」停留所前)
   集会  午前9~10時
   午前10時デモ出発 解散地点・洞爺湖湖畔

 (なお、キャンプサイトではテーマ毎の交流集会も開催します)

[転載/キャンプ]キャンプの位置図(伊達、壮瞥、豊浦)---6/28投稿

反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会 ブログからの転載(一部)です。
リンク先には地図も載っていますので、詳細はそちらをご確認下さい。


http://renrakukai.blogspot.com/2008/06/blog-post_6260.html

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キャンプの位置図(伊達、壮瞥、豊浦)

Webスタッフの佐伯です。

 「洞爺湖現地キャンプが3つあってどこに行ったらいいの?迷ってます。」という旨のメールをいただきましたので少し説明します。

 反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会が設置する「伊達キャンプ場」と「G8サミットを問う連絡会インフォセンター/キャンプワーキンググループ」の「壮瞥町オロフレほっとピアザ」、「豊浦森林公園」のキャンプは、イベントや人の移動などの点で協力関係にあります。

 7月6日(日)札幌でのデモの後、札幌から現地3カ所のキャンプ地まで直行便のバスがでます。(G8サミットを問う連絡会ICWG(略称)のバス情報はこちら)。 主催者からの注意点として、バスの行き先を間違わないように!ということを言われました。乗車前にバスに書かれているキャンプまでの行き先を確認してください。

 キャンプ地は主催が異なり、入場料も別ですが、睡眠を場所と考え、デモやイベントはそれぞれのお好みの企画に合わせてキャンプ地へ移動するのがいいとボクは考えています。期間は3日間ありますし。また、収容人数の関係で来場者が多かったり、少なかったりする場合、各キャンプの人数調整が入るかもしれません。

 今のところの情報でボクが判断したところ、伊達キャンプは「反G8デモ」行進をメインに考えているので、G8サミットを問う連絡会ICWG(略称)のキャンプと比べてワークショップやレクリエーション的な企画は少なめです。(伊達キャンプのスタッフのひとりのボクとしては、来場者の皆さんにぜひ盛り上げて欲しいですけどネ。)

 まだ、キャンプで行われる企画については、予定などの詳細がWeb上にアップされていないので、7月7日が近づいてきたら再度ご確認ください。

 では、以下の図で「G8サミットを問う連絡会ICWG(略称)」からプレゼントしていただいたものと借用した地図で3つのキャンプの位置関係を説明します。

※以下、省略

[転載/キャンプ]伊達紋別駅 周辺地図、伊達市の情報---6/18投稿

反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会 ブログからの転載(一部)です。
リンク先には地図も載っていますので、詳細はそちらをご確認下さい。


http://renrakukai.blogspot.com/2008/06/blog-post_18.html

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伊達紋別駅 周辺地図、伊達市の情報

Webスタッフの佐伯です。

現在、連絡開会のキャンプ地、伊達市までのアクセスマップを作成中です。詳細なアクセス情報はもう少しお待ちください。

キャンプ地は、弄月館(ろうげつかん)ちかくの牧草地です。住所は、伊達市弄月町156番地です。最寄の駅は、JR室蘭線北舟岡駅で、キャンプ地まで徒歩30分ぐらいです。弄月館ちかくまでバスがありますが、バスの本数が少ない、またJRの急行が停車するので、伊達紋別駅からバスを利用するのが望ましいです。

●伊達市 多目的研修集会施設 弄月館(弄月温泉)
 だてし たもくてきけんしゅうしゅうかいしせつ ろうげつかん (ろうげつおんせん)
 JR室蘭線 伊達紋別駅前から市内循環バスで「弄月館前」下車すぐ(車=道央道伊達ICから約10分。札幌市街から約2時間)


「北の湘南」と称される伊達市へのアクセスなどのまちの基本情報は、伊達市の紹介サイト『北のスロウライフ』が詳しいです。情報盛りだくさん。

●伊達キャンプ場(温泉施設「弄月館」のすぐ左にあります。)

※以下、省略

[転載/キャンプ]現地キャンプQ&A---6/24投稿

反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会 ブログからの転載です。


http://renrakukai.blogspot.com/2008/06/q.html

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現地キャンプQ&A
私たち反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会は7月6日〜10日にかけて、伊達市弄月町にキャンプサイトを設置します。
このキャンプサイトを利用する(あるいは利用を考えられている)皆さんに、Q&A形式で、簡単な案内をさせていただきます。

・現地での行動にどのくらいかかりますか?→以下の項目で詳細は説明しますが、大まかに、交通、キャンプ利用、食事などで1万5000円前後(6日から10 日まで現地にいた場合)を見込んでいます。非常に心苦しくありますが、現地行動実現のためにかなりの費用がかかっています。ご理解ください。
・キャンプ利用にいくらかかりますか?→一泊1000円以上のカンパをお願いします。集会場としての利用は500円以上でお願いします。
・現地キャンプへの行き方は?→連絡会としてバスを用意します。7月6日午後1時(反G8洞爺湖サミット国際集会・デモ後)かでる2.7前から出発予定(往復5000円片道3000円以上のカンパ)です。またこのバスに間に合わない方は伊達紋別駅まで来ていただければ送迎できます
・最低限必要な持ち物は何ですか?→寝袋、マット、テント(ブルーシートでも可)、合羽、食器類、水筒、虫除け、ライト、トイレットペーパー、常備薬、着替え
・現地の気候は?→日中は温暖ですが夜間冷えることがありますので暖かい衣類も用意したほうがいいでしょう
・天候悪化(暴風雨など)したら?→避難施設について行政と交渉中ですが、テントで凌ぐことも覚悟してください
・現地での移動手段は?→集会場までは車での送迎あります。あとは徒歩でデモです
・食事は?→朝昼晩みんなで作って食べます(ご飯+汁物が基本、一食300円程度)※ベジタリアンフードではありません※持ち込んでいただいても結構です
・体調が悪くなったら?→医療チームが居ますので気軽に相談してください
・介助が必要な場合は?→本部に申し出てください
・酒は?→節度をまもって。販売もします
・タバコは?→周りの人に配慮してください
・ドラッグは?→禁止です
・水道はありますか?→あります。飲用可
・風呂はありますか?→キャンプサイト隣が温泉施設です
・トイレは?→和洋式4つ用意します※譲り合いましょう
・持ち物管理は?→個人の責任でお願いします
・カメラ・ビデオ撮影はできますか?→被写体となる人に許可を得てください
・マスコミは入りますか?→特別なとき以外は入れません
・取材したいのですが(マスコミの方)→絶対に本部に申し出てください。また記者会見の時間は設けます。
・キャンプは厳しいのですが…?→宿泊施設を紹介します(約3000円)※送迎します
・夜間音楽等で音出せますか?→指示に従ってください
・トラブル・ハラスメントがあったら?→必ず本部に連絡してください
・携帯電話は通じますか?→ドコモとAUは通じます。しかしソフトバンクは通じません
・電源はありますか?→ありますが業務優先です
・ネット環境はありますか?→ありますが業務優先です
・大きい荷物を送れますか?→7月1日以降可能です。「伊達市弄月町156番地 キャンプ本部」あて
その他質問あれば問い合わせを!(順次ブログに追加・更新します)

[転載/反弾圧]反G8サミット人権ホットラインを開設---5/28投稿

反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会 ブログからの転載です。


http://renrakukai.blogspot.com/2008/05/blog-post_28.html

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反G8サミット人権ホットラインを開設

新聞掲載および反G8サミット人権ホットラインの開設についてのお知らせです。

5月26日付けの北海道新聞朝刊で、私たち「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」の「反サミット人権ホットライン」に関する取り組みが「WATCH (サミット人権監視弁護士ネットワーク)」とともに紹介されました。


「監視強化対象が広がる恐れも」 入国審査学習会 札幌(北海道新聞 05/26)
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/summit/94968.html
 (WEB版記事の記録)

北海道洞爺湖サミット開催に伴う警備強化や入国審査の厳格化が予想される中、道内外の弁護士でつくるサミット人権監視弁護士ネットワーク(事務局・東京)の学習会が二十五日、札幌市内で開かれた。ネットワークの難波満事務次長が、上陸不許可の実例を挙げて報告した。

非政府組織(NGO)など約五十人が参加。難波弁護士は「テロの恐れなどを理由に情報管理が進んでいる。監視態勢が強化され、対象が国内に広がる恐れもある」と訴えた。

同ネットワークは四月発足した。サミット時に来日するNGOなど外国人向けにマニュアルを作り、入国目的を具体的に説明することなどを呼びかけている。

一方、道内の市民団体でつくる反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会は「反サミット人権ホットライン」(電)011・747・6321を開設。七月七日から伊達市内の牧草地に「反サミット交流広場」を設けることを決めた。
(5月26日付けの北海道新聞朝刊記事より転載)



現在、連絡会は「反G8サミット人権ホットライン開設」についてのお知らせを街頭や事務所にて配布しています。


反G8サミット人権ホットライン開設

福田政権は、瓦解の危機にある政権の延命を賭けてG8サミットを推進しています。高橋はるみ北海道知事も巨額の予算をつぎこみ、財界・観光業界・農業団体などもそれに利益を見いだしてサミットに協力しています。

いま、このようなG8サミットの準備と推進のなかで、「テロ」攻撃などの恐れがあるとして、警察は警備を一段と強化し、治安弾圧訓練を頻繁に実施しています。また外国からの入国申請者にたいして、まるでテロリスト、犯罪者扱いにするなどの不当極まりない入国審査が実施されています。「~のおそれがある」などという予断と偏見による人権を蹂躙する弾圧がまかりとおっているのです。

みなさん!「サミットに反対する」などの声をあげることは 「犯罪」 なのでしょうか?わが国の憲法にも保障されている基本的人権-思想・表現の自由、集会・デモの権利などをサミット警備の名のもとで制限したり、禁止してよいのでしょうか?

洞爺湖周辺や札幌市内では、市民の日常の営みも制限するような警備や交通規制も強化されだしました。運転手に免許証を提示させたり、車両や荷物の検査を行う「検問」の実施、警察官による「職務質問」も頻繁に行われるようになってきました。警察官が「不審者」と思えば、「オイコラ」と「職務質問」を行い、「ちょっとこい」と無理やりに交番に連れ込むこともおきています。とりわけ野宿者、「精神障害者」、セクシャル・マイノリティ、外国人に対しては偏見丸だしの人権侵害がまかりとおっています。「犯罪を防止する」という名目で監視カメラも各所で設置されてきました。地下鉄では車内での見回りも強まり、市民に対する総監視体制ができつつあります。

私たちは、かかる人権侵害を許さないために、警察・消防署・自衛隊・「自警団」などの不当な警備・弾圧を監視し、権力弾圧を加えられた被害者を救援するために「反サミット人権ホットライン」を開設しました。札幌の猪野亨弁護士をはじめ多くの市民の人々がスタッフとして協力してくれています。

今日の人権を無視した監視社会に異議あり!の声をあげ、泣き寝入りを拒否し、警察官の横暴に抵抗し、人権と民主主義の社会を確立していきましよう。私たちの人権と民主主義の意識も問われているのではないでしようか。

人権侵害、不当弾圧を受けたら・目撃したら011(747)6321に電話を!

(リーフレット「反G8サミット人権ホットライン開設」より転載)



反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会では、「反G8サミット人権ホットライン」の運営やサミットへの政策提言、サミット時期に開催予定の市民交流のためのキャンプサイト設営などのさまざまな活動への賛同やカンパを要請しています。 

ご支援をよろしくお願いします。

この件に関するお問い合わせは、電話番号02760-6-97407まで。お気軽にご連絡ください。

[転載/キャンプ]《キャンプ候補地 決定!!》---5/30投稿

G8サミットを問う連絡会 インフォセンター/キャンプWG (G8 CAMP 08) ブログからの転載です。


http://g8camp08.wordpress.com/2008/05/30/%e3%80%8a%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%b3%e3%83%97%e5%80%99%e8%a3%9c%e5%9c%b0%e3%80%80%e6%b1%ba%e5%ae%9a%ef%bc%81%ef%bc%81%e3%80%8b/

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《キャンプ候補地 決定!!》

「G8サミットを問う連絡会 インフォセンター/キャンプWG」
のキャンプ候補地が決定しました! 現在、最終決定にむけて行政と
協議を行っている段階です。

現在の候補地は2箇所。

1)北海道豊浦町 豊浦森林公園
2)北海道壮瞥町 オロフレほっとピアザ

どちらも、サミット開催地・洞爺湖町の隣町です。

キャンプの開催日(予定)は、サミット期間中の4日間。

7月6(夜)〜9日

寝袋、テントはご持参ください。 ふるってご参加を!

※ 詳細は以下のとおり。場所/日程等の変更がありましたら、随時
Webにて更新させていただきます。

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1) 北海道豊浦町 豊浦森林公園
所在地 豊浦町字礼文華

施設詳細 http://www.town.toyoura.hokkaido.jp/kanko/kyanpu.html
地図 http://www.town.toyoura.hokkaido.jp/access/index.html

アクセス

【車の場合】

道央自動車道・豊浦ICから国道37号・道道608号・609号で現地へ

【電車の場合】

最寄り駅:JR礼文駅
駅から車で約5分

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2)北海道壮瞥町 オロフレほっとピアザ キャンプ場/スキー場
所在地 北海道有珠郡壮瞥町字弁景

施設詳細 http://www5.ocn.ne.jp/~orofure/index.html
地図 http://www.town.sobetsu.lg.jp/cgi-bin/odb-get.exe?wit_template=AM020000

アクセス

【車の場合】

道央道 伊達ICより国道37・453号、道道2号 19.5km、23分

【電車の場合】

最寄駅:JR室蘭線 伊達紋別駅
駅より約25km。タクシーで約30分。

[転載/反弾圧]デモなどにおいて逮捕者が出た場合のサミット人権監視弁護士ネットワークの対応について---6/27投稿

WATCH (サミット人権監視弁護士ネットワーク / Watch Human Rights on Summit) ブログからの転載です。

http://blog.goo.ne.jp/watch-summit/e/18bcecaea75a2ae77dc81d983adb2f8d

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デモなどにおいて逮捕者が出た場合のサミット人権監視弁護士ネットワークの対応について

(この文書は、海外から日本に来た活動家にWATCHの活動を説明するためのものです。)

WATCHは、2008年G8サミットにおける警察当局による人権侵害を監視するために結成された弁護士のネットワークです。活動家により組織されるリーガルチームとは組織的に直接関係ありませんが、情報交換などの連絡はしています。

WATCHは、人権侵害の予防を目的としています。
その一環として、活動家が不当弾圧から自分の身を守るために最低限必要な、日本の刑事手続などに関する法律情報を公開しています。さらに、7月5日に札幌 で行われるデモに立会い、警察の行動を監視し、もし弾圧があった場合には、それをメディア活動家の協力を得て記録し、公表し、世界に向けて抗議していきま す。

逮捕者が出た場合、WATCHは原則として逮捕者を直接的に支援しません。
また、全ての逮捕者に関する情報を総合的に収集して、救援活動を組織することもありません。逮捕者が外国人の場合、招聘団体があるケースにおいては、その 団体が救援活動を組織すべきです。もし招聘団体が無い場合には、WATCHがなるべく対応していきますが、人員に限りがあるため、全ての逮捕事件に対応す ることができないことを予めご了承下さい。

外国人の逮捕者が出た場合、当番弁護士を頼んで下さい。当番弁護士とは、最寄りの弁護士会が組織してくれる弁護士で、初回の相談を無料で引き受けてくれま す。イメージとしては、応急処置を施してくれる救急医のようなものです。逮捕者本人は、警察署で「当番弁護士を呼んで下さい。」とだけ言えば、警察から弁 護士会に連絡してくれます。本人でなくても、友人や支援者が最寄りの弁護士会に連絡することもできます。(電話番号は文末に掲載されています。)当番弁護 士は、警察官の立会なしに逮捕された人と面接し、その人の言い分を聞いたり、その人の権利やこれからの手続について説明し、外部との連絡もとってくれま す。もし招聘団体が存在する場合には、その団体に連絡をとってもらいましょう。

もし当番弁護士による初回の接見後に刑事弁護の継続を望むのであれば、面接に来た当番弁護士やその他の弁護士を私選弁護人として選任しなくてはなりませ ん。その場合、弁護士費用が必要となりますが、費用を援助してもらえる場合もあります。詳しいことは、当番弁護士に聞いて下さい。

当番弁護士は、地域の弁護士会によって組織されるものであり、WATCHとは直接関わりがありません。しかしながら、WATCH参加弁護士が、当番弁護士を務めたり、私選弁護人を務めることはあるかもしれません。

また、救援連絡センター(電話03−3591−1301)という、逮捕者の救援活動を専門とする民間の組織があります。外国人が逮捕された場合、救援連絡 センターに連絡することも可能です。救援連絡センターは、救援活動のスペシャリストですが、地理的に北海道での対応に限界があると思われること、言語など の側面からすると、救援連絡センターに連絡するより、当番弁護士と通訳を手配してくれるであろう弁護士会に当番弁護士を頼むことが望ましいのではないかと 考えます。

当番弁護士の連絡先
札幌 011-272-1010
東京 03-3580-0082
大阪 06-6363-0080

これらの電話番号は、逮捕者の友人や支援者が当番弁護士を頼む場合の連絡先です。逮捕者本人は、警察署で「当番弁護士を呼んで下さい。」といいましょう。逮捕された時のために腕に「tôban bengoshi」と書いておくと良いでしょう。

[転載/反弾圧]外国人向け刑事手続案内---6/25投稿

WATCH (サミット人権監視弁護士ネットワーク / Watch Human Rights on Summit) ブログからの転載です。

http://blog.goo.ne.jp/watch-summit/e/422f45130643b3c7fcb5e895b607d0bc

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外国人向け刑事手続案内

初めて日本に来る方へ

 日本を初めて訪問される外国人に対して、最低限知っておいてもらいたい日本の刑事手続について説明します。

1、逮捕された場合のリスク
 日本では、警察に一旦逮捕され、72時間以内に、検察官が裁判官に勾留請求し、裁判官がそれを認めると(かなり高い割合で勾留が認められます)、少なくとも10日間、通常であればさらに10日間延長されて、最大で23日間、身柄が拘束される可能性があります。
 したがって、一旦逮捕されてしまうと、かなり長期間にわたって身柄が拘束されて自由が奪われる可能性があることを覚悟しておく必要があります。
 日本では、海外とは異なり、裁判官による勾留決定を受けた後も、警察署の留置場に収容されるのが普通であり、これは「代用監獄」として国際的に批判を受け、今年の6月にも国連の人権委員会(UPR)でも取り上げられています。警察は、逮捕した人の生活の全てを24時間コントロールして、連日、長時間の取調べを行ったり、就寝時間(午後9時)を過ぎても取調べを行うことがあります。
 しかも、身柄が拘束されている23日間は、弁護士以外の誰とも面会できない可能性があります(接見禁止)。
 日本では、外にいる人に電話をする権利は一切認められません。あなたが持っている携帯電話は、拘束期間中は警察に取り上げられて使えなくなります。

2、逮捕されたらどうするか
 逮捕されて警察署に連行され、留置場に入る際には、身体検査と荷物検査をされ、身につけている装飾品、ネクタイ、ベルト等は、拘束期間中は取り上げられます。
 警察に逮捕されたら、直ちに、「当番弁護士を呼んで下さい」と要求して下さい。
その日のうちか、遅くとも翌日には、弁護士会から派遣された弁護士が、通訳人を連れて面会に来てくれます。初回の面会の費用は無料です。
 面会した際に、弁護士に対して、あなたと面識がある日本の運動団体の方への連絡をお願いして下さい。
 その後、正式に弁護人を依頼する場合の弁護士費用については、日本の法的援助サービスを受けて、その弁護士費用を自分で負担しなくても良い場合があります。この点については、面会した弁護士とよく相談して下さい。

当番弁護士の連絡先
 札幌:011-272-1010
 東京:03-3580-0082
 大阪:06-6363-0080
また、東京近郊では「救援連絡センター」(03-3591-1301)へも相談できます。